道具選び

初めてのクラブセットの選び方(予算別)

ゴルフを始めるとき、最初にぶつかる壁が「何を、いくらで買えばいいのか分からない」ことです。結論から言うと、初心者は単品で買い揃えず「セット」を選ぶ。予算は3〜9万円が中心。まずは中古で十分です。このページで、その理由と選び方を説明します。

読了目安 8分最終更新 2026年7月

1. まず結論:初心者はセットを買う

ゴルフクラブは、ドライバー・アイアン・ウェッジ・パターなど、役割の違うものを組み合わせて使います。これを1本ずつ選ぼうとすると、種類も多く、相性もあり、初心者には判断がつきません。しかも単品で買い揃えると割高になります。

だから初心者は、必要なクラブがまとめて入ったセットを買うのが正解です。必要な本数が揃い、費用も抑えられ、ミスが出にくい設計になっています。上達して「自分はこういうクラブが合う」と分かってから、1本ずつ買い替えれば十分間に合います。

最初のクラブに「こだわり」はいりません

始めたばかりの段階では、高いクラブと安いクラブの違いはほとんど分かりません。最初の一式は「消耗品」くらいの気持ちで選んで大丈夫。上達したら必ず買い替えたくなるので、そこにお金をかけすぎないほうが結果的に得です。

2. 予算別・3つのコース

初心者のクラブ予算は、大きく3つに分かれます。迷ったら「中古セット」で始めてください。最も失敗が少なく、やめたくなっても損が小さい選び方です。

コスパ重視

中古セット

3〜5万円

まず始めてみたい人/続くか分からない人

  • 必要な本数だけで迷わない
  • 気軽に試せて、買い替えやすい
  • 合わなくても損が小さい
迷ったらこれ
バランス型

新品 初心者セット

6〜9万円

新品の安心感がほしい人/長く使いたい人

  • キズや消耗の心配がない
  • 初心者向けに作られている
  • 保証が付くことが多い
本気スタート

ブランドセット

12万円〜

絶対に続けると決めている人

  • 有名メーカーの安心感
  • 長く使える品質
  • 下取り(リセール)も強い

※ 価格は2026年時点の一般的な目安です。時期やモデルによって変わります。

「本気スタート」を最初に選ばなくていい理由

気持ちは分かりますが、始めたての体では、高いクラブの性能を引き出せません。スイングが固まる前に高級セットを買うと、上達後に「今の自分には合わない」となって結局買い替えることが多いです。最初から12万円コースを選ぶのは、ゴルフ経験があって再開する人向けと考えてください。

3. 中古と新品、どちらを選ぶか

「中古」と聞くと不安に思うかもしれませんが、ゴルフクラブは金属の塊なので、多少使われていても性能はほとんど落ちません。初心者が使う分には、中古でまったく問題ありません。

中古セット新品セット
費用3〜5万円6〜9万円
性能初心者には十分十分
見た目使用感が出ることも新品でキレイ
失敗した時損が小さい出費が痛い
向いている人まず試したい人新品の安心がほしい人

中古を買うなら、新モデルが出た直後(毎年1〜3月ごろ)が狙い目です。各メーカーが新作を出すと、一つ前のモデルが中古市場に流れて値下がりします。「新作が出たら、その一つ前を買う」が値段を抑える王道です。

中古で気をつけるのは、シャフト(棒の部分)とグリップ(握る部分)の状態くらい。ゴルフ専門の中古ショップなら状態をランク分けして売っているので、そこで買えば大きな失敗はまずありません。フリマアプリは安い分、状態が分かりにくいので初心者には勧めません。

4. セットに何本入っていればいいか

ルール上、コースに持ち込めるクラブは最大14本まで。ただしこれは上限であって、初心者に必要な本数ではありません。最初は7〜9本、5本でも18ホール回れます。

ドライバー

第1打で遠くへ

7番アイアン

中距離の主役

9番アイアン

少し短い距離

ウェッジ

グリーン周りで寄せる

パター

グリーンで転がす

この5本があれば、まず18ホール回れます。慣れてきたら間の番手を足していきます。

市販の初心者用セットは、たいていこの5本にフェアウェイウッドやユーティリティ、キャディバッグを加えた8〜10本構成です。これがそのまま「ちょうどいい」量なので、セットを買えば本数で悩む必要はありません。

各クラブをいつ使うか、飛距離の目安は練習の順番の記事にクラブ別の一覧表があります。

5. 失敗しないための5つのチェック

セットを選ぶとき、これだけ見ておけば大きな失敗はしません。

1

シャフトの硬さは「R」か「SR」を選ぶ

シャフト(棒)には硬さの種類があり、初心者には柔らかめのR、または中間のSRが合います。硬いS以上は力のある上級者向け。ここだけは間違えないように。詳しくはフレックスの記事へ。

2

男性用・女性用を間違えない

女性用は軽く、シャフトも柔らかく作られています。体格に合わないと上達の妨げになるので、必ず自分向けのものを。

3

キャディバッグが付いているか

クラブを運ぶバッグは必須です。初心者セットはバッグ込みが多いですが、単品のクラブだけを買うと別途必要になります。

4

グリップがベタついていないか(中古の場合)

握る部分が硬化・べたつきしていると滑ります。交換すれば直りますが、購入時に確認を。ショップならランク表示で分かります。

5

「安すぎる無名セット」は避ける

1万円台の極端に安いセットは、耐久性やバッグの質が落ちることがあります。最低でも3万円前後、聞いたことのあるメーカーを目安にすると安心です。

6. 女性・左利き・シニアの場合

女性の場合

レディース用のセットを選んでください。軽くて振りやすく、シャフトも柔らかめに設計されています。男性用を無理して使うと、重すぎて振れず、上達が遠のきます。中古市場でもレディースセットは十分見つかります。

左利きの場合

ゴルフには右打ち用と左打ち用があります。左利きの方は左打ち用(レフティ)を選ぶのが基本ですが、数が少なく、中古では見つかりにくいことも。左利きでも右打ちでプレーする人は多いので、これから始めるなら右打ちで覚えるのも選択肢です(道具の選択肢が一気に広がります)。

シニア・体力に自信がない場合

軽いクラブと、柔らかいシャフト(R)を選ぶのがコツです。「シニア用」と表記されたさらに柔らかいフレックス(A・Lなど)もあります。無理に硬いクラブを使わないほうが、飛距離もスコアも伸びます。

7. クラブ以外に最初にいるもの

クラブセットを買えば大部分は揃いますが、それ以外に最低限いるものがあります。合わせて数千円ほどです。

ボールまず1ダース(12個)。初心者はよく無くすので、安いもので十分
グローブ片手用。滑り止め。1,000〜2,000円ほど
ティー第1打でボールを乗せる台。数百円
シューズコースに出るとき必要。練習場は普段の靴でOK
ウェア襟付きのシャツが基本。最初は手持ちで代用可

シューズとウェアは、練習場に通う段階ではまだ不要です。コースデビューが決まってから揃えれば間に合います。当日の持ち物は持ち物チェックリストにまとめています。

8. 買う場所は、どこがいい?

  • ゴルフ専門の中古ショップ:状態がランク分けされ、実物を触れる。初心者に一番安心
  • 大型ゴルフ用品店:新品セットが豊富。店員に相談できる
  • ネット通販:安く手に入るが、実物を触れない。ある程度分かってから向き
  • フリマアプリ:最安だが状態が読みにくい。初心者は避けるのが無難

初めの一式は、できれば実物を触れる店で買うのがおすすめです。長さや重さの感覚は、手に取らないと分かりません。店員に「初心者用のセットを探している」と伝えれば、予算に合うものを出してくれます。

予算が決まったら、探してみる

Golf Picks では、条件で中古クラブを絞り込めます。まずは予算を入れて、どんなセットがあるか見るところから。

このページのまとめ

  • 初心者は単品で揃えず、セットを買う
  • 予算は3コース。迷ったら中古3〜5万円から
  • クラブは金属なので中古でも性能は十分。狙い目は新作が出る1〜3月
  • 本数は最初は5〜9本で足りる。14本は上限であって目標ではない
  • チェックは5つ。特にシャフトの硬さ(R/SR)男女の別を間違えない
  • 女性はレディース用、左利きは右打ちも選択肢、シニアは軽く柔らかく
  • クラブ以外は数千円。シューズ・ウェアはデビュー前でよい

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