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ゴルフって、
こういうスポーツ。

「そもそもゴルフって何をするの?」というところから話します。前半でゲームの中身と1日の流れ、後半で自分が始めるときの手順。上から順に読んでいけば、ひととおりつかめます。

Step 01 · まず知る

そもそも、ゴルフって何?

ゴルフは、クラブでボールを打って、地面にあいた穴(カップ)に入れるゲームです。速く走る必要も、遠くへ飛ばす必要もありません。カップに入れるまでに打った回数が少ない人ほど上手い。競うのはそこだけです。

Repeat

クラブで打つ

止まっている所から、次の一打を打ちます。

転がる/飛ぶ

ボールが進んで、また止まります。

また打つ

止まった所から、これを繰り返す。

Goal

穴に入る

カップに入ったら、その1ホール終了。

走らないし、相手とぶつからない。自分のペースで進む、おだやかなスポーツです。

では、その「穴ひとつ分」=1ホールはどう進む?

Step 02 · まず知る

「1ホール」の流れを見る

ゴルフは「1ホール」の積み重ねでできています。1ホールは、スタート地点から打ち始めて、最後にグリーンの穴へ入れるまで。下がその1ホールを上から見た図です。コースで使う言葉も、ここで一緒に拾っておきましょう。

① ティーグラウンド各ホールのスタート地点。第1打(ティーショット)を打ちます。
フェアウェイ芝が短く刈られた道。ここに運べると次が打ちやすい。
ラフフェアウェイの外側。草が深く、打ちにくい難所。
バンカー砂地の窪み。入れると脱出のひと手間がかかる。
② グリーン芝が超短い仕上げの区域。ここで転がして狙う。
カップグリーン上の穴。ここに入れて、その1ホールが終了。

1ホールは、この3〜4手で進む

Step 1

ティーショット

スタート地点から遠くへ第1打。グリーンの方向へ運ぶ。

Step 2

運ぶ

止まった所から2打目・3打目。少しずつグリーンへ。

Step 3

グリーンに乗せる

グリーンまで届かせる。ここから転がして寄せる。

Step 4

パットで入れる

グリーン上でパターを使い、カップへ。入ったら完了。

「ヤード(yd)」って? コースの距離は「ヤード」で表します。1ヤード ≒ 0.9m(ほぼ大人の1歩)。たとえばパー4のホールは約350ヤード(≒320m)くらい。ゴルフの数字はぜんぶヤードだと思えばOK。100ヤードは約90mです。

コースの障害物(ハザード)を知る

そもそも「罰打」ってなに? 池に入れたりコースの外に出したりすると、その"やり直し"のぶんだけ打数が足される仕組みです。実際に打っていなくてもスコアに加算されます。たとえば「1打罰」なら、スコアが1打ぶん増える=それだけ不利になる、ということ。下のタグは、ミスしたときのペナルティの重さだと思ってください。
1打罰

池(ペナルティエリア)

池や川など。入れると1打罰を足して、決められた所から打ち直します。黄色や赤の杭で示されます。

罰なし

バンカー(砂)

砂地のくぼみ。罰打はありませんが脱出が難しい難所。打つ前に砂へクラブを触れない、などの決まりもあります。

実質2打ロス

OB(コースの外)

白い杭の外側はコース外。出すと1打罰+打ち直しで、実質2打のロスに。いちばん避けたい失敗です。

この1ホールが、コースには18個あります。

Step 03 · まず知る

18ホールで「1ラウンド」。途中で昼食。

コースは1番から18番までの18ホールでできていて、これを全部回るのが「1ラウンド」です。そして日本では、前半9ホールを終えたところで昼食休憩(ハーフ)をはさむのがふつう。始める前だと、この休憩の存在はなかなか知らないものです。

Time

プレー時間

18ホールで約4〜5時間。昼食を足すと5〜6時間。朝から夕方までの1日がかりです。

Move

移動

コースは広大。カートに乗って(または歩いて)次のホールへ進みます。

Team

人数

ふつう2〜4人の「組」で回ります。順番に打っていきます。

前半を「アウト(OUT)」、後半を「イン(IN)」と呼びます。休憩中はレストランで昼食をとり、体を休めてから後半へ。

アウトとイン、どっちから始まる? 基本は1番ホール(アウト)からスタートします。ただし予約の時間帯や混雑によっては、10番ホール(イン)から始まることも(「インスタート」)。どちらでも18ホール回るのは同じなので、当日の指示に従えば大丈夫です。

では、18ホール分の打数はどう数える?=スコア。

Step 04 · まず知る

スコアとパーの仕組み

各ホールには「パー」=目標の打数が決められています。短いホールはパー3、長いホールはパー5。18ホール分を合計すると、多くのコースで72になります。あなたが打った数を全部足したのがスコアなので、72に近いほど(打った数が少ないほど)上手い、ということになります。

短い
3

パー3

1打でグリーンを狙えるショートホール。

標準
4

パー4

2打でグリーンを狙う、いちばん多いホール。

長い
5

パー5

3打でグリーンを狙うロングホール。

18ホールのパーを合計すると 72 が基準。ちょうど72で回ると「イーブンパー」。プロはこれを切ってきます。

1ホールごとの呼び名(パーを基準に)

バーディパーより1打少ない上級
パーちょうど規定打数お見事
ボギーパーより1打多い初心者は上出来
ダブルボギーパーより2打多いよくある

スコアの数え方(例で見る)

パー4を 6打 で終えた
6 − 4 = +2
ダブルボギー
パー3を 3打 で終えた
3 − 3 = 0
パー
パー5を 6打 で終えた
6 − 5 = +1
ボギー
18ホール全部ボギーで回ると
72 + 18 = 90
スコア「90」

=18ホールで打った数を全部足せば、それがあなたのスコア。数字が小さいほど上手い、というシンプルさです。最初のうちは「大叩きしないこと」だけ意識すれば十分です。

どのくらいで「上手い」?(レベルの目安)

レベル男性の目安女性の目安ひとこと
始めたて120〜140130〜150まず18ホール完走できれば上出来
初心者卒業100前後110前後ここが最初の大きな壁
中級(100切り)90台90台〜100前後「100切り」達成! 立派な目標
上級(90切り)80台90前後かなり上手い部類
トップ級70台70〜80台トップアマ・プロの世界
男女・年齢で差はある? あります。ただし男女で打ち始める位置(ティー)が違い、女性は前方から打つのが一般的。年齢が上がると飛距離は落ちますが、前方ティーを使うぶんスコアは必ずしも悪くなりません。上の数字はあくまで目安。他人と比べるより、前回の自分より1打でも縮められたかで見ていくのがおすすめです。

ゲームの中身はこのくらいでOK。ここから、いよいよ自分が始める番です。

Step 05 · そして始める

道具をそろえる

ゲームがわかったら、いよいよ道具の準備です。クラブは1つのバッグに最大14本まで入れて、距離や場面で持ち替えます。とはいえ、初心者が全部そろえる必要はありません。最初は中古のハーフセットで十分。むしろそのほうが、遠回りせずにすみます。

新品でフルセット中古のハーフセット
費用の目安10〜20万円2〜5万円 おすすめ
初心者への向き使わない番手も多い必要な本数だけで迷わない
失敗リスク合わないと痛い出費気軽に試せて買い替えやすい

どのクラブを、いつ使う?(飛距離の目安つき)

クラブは「距離」と「場面」で持ち替えます。番号が小さいほど遠くへ飛び、大きいほど近く・高く上がります。下はアマチュアの平均的な目安(ヤード)。初心者は少し短めが普通で、個人差も大きいので参考程度に。

クラブいつ使う男性の目安女性の目安
ドライバー(1W)ティーからの第1打。とにかく遠くへ200〜230y140〜180y
フェアウェイウッド(3W・5W)地面から遠くへ運びたい時170〜210y130〜160y
ユーティリティ(UT)中距離を楽に。ロングアイアンの代わり160〜190y120〜150y
アイアン(5〜7番)グリーンを狙う中距離のショット130〜170y90〜130y
アイアン(8〜9番)少し短い距離を正確に110〜130y75〜105y
ピッチングウェッジ(PW)グリーン手前〜近めの距離90〜110y60〜80y
サンドウェッジ(SW)バンカー脱出・グリーン周りの寄せ40〜80y30〜60y
パター(PT)グリーン上で転がしてカップへ距離は自在距離は自在
全部使いこなす必要はありません。 最初は「ドライバー・7番アイアン・PW・SW・パター」の5本くらいでも18ホール回れます。慣れてきたら少しずつ増やしましょう。

道具が決まったら 練習へ。

Step 06 · そして始める

練習する

まずは練習場(打ちっぱなし)で、ボールに当てる感覚をつかむところから。ただ「ドライバーで遠くへ」より先に、やる順番があります。下は100切りへの効きめの大きさ。スコアを縮めたいなら、上から順に手をつけるのが結局いちばん早いです。

最優先

パター最優先

グリーンの上で、ボールを転がしてカップに入れる打ち方。ここが上手いとスコアが一気に縮みます。1ラウンドの打数のうち約4割がパットとも言われます。

効果大

アプローチ効果大

グリーン手前(だいたい30〜50ヤード以内)から、カップの近くへ「寄せる」短いショット。ここが寄ると、次のパット1回で入れられます(=寄せワン)。

次点

方向性まず曲げない

狙った方向へ、左右にブレずにまっすぐ打てること。飛距離より大事。まっすぐ飛べば林や池を避けられ、大叩きが激減します。

最後

飛距離最後でいい

ボールを遠くへ飛ばす力。憧れますが、曲がると逆効果。初心者はいちばん最後に伸ばせばOKです。

スコアの約6割はグリーン周り(パター+アプローチ)で決まります。飛距離は最後で大丈夫。

打てるようになったら、いよいよ コースデビュー。

Step 07 · そして始める

予約して、コースデビュー

初心者にやさしいコースを予約できたら、いよいよ本番です。当日はだいたいこんな流れで進みます。受付はスタートの1時間前が目安。Step 03で見た「前半→昼食→後半」が、そのまま1日の時間割になります。

7:00

受付・着替え

支払い → ロッカーで着替え。

7:40

練習グリーン

パットで足慣らし。

8:00

前半スタート

1〜9番ホール。

11:30

昼食休憩

レストランで。約45〜60分。

12:30

後半スタート

10〜18番ホール。

16:00

ホールアウト・入浴

お風呂で汗を流して、解散。

デビューのコツ。 最初は経験者と一緒に行くと、マナーやルールも教えてもらえて心強いです。前が空いたら急ぐ、後ろを待たせない、の"追いつかれたら先に行ってもらう"意識だけあれば大丈夫。上手いよりスムーズが歓迎されます。

回れるようになったら、次の目標は 100切りとお金の話。

Step 08 · そして始める

上達(100切り)と、お金の全体像

最初の大きな目標が、スコア「100切り」。18ホールを99以下で回れたら、初心者卒業です。近道は Step 06 のとおり、パター・アプローチから。飛距離より「大叩きしない」を徹底すると、意外と早く届きます。

お金の全体像(目安)

項目目安ひとこと
クラブ(中古ハーフセット)2〜5万円最初の一式。まずはここから。
小物(ボール・グローブ・ティー等)3,000〜5,000円消耗品。少しずつ。
練習場(打ちっぱなし)1回 1,000〜2,000円1カゴ単位。通いやすい所を。
コース1ラウンド(平日)6,000〜12,000円昼食つきプランも多い。
ウェア・シューズ1〜3万円コースに出るときに。練習場は普段着でOK。
つまり最初は3〜4万円ほどあれば、ひと通りそろえてデビューできます。上達してから、自分に合うクラブに買い替えていくのが賢い始め方です。中古なら気軽に試せて、買い替えの下取りロスも小さくすみます。

準備は、これで大丈夫。
まずは一本、さがしてみましょう。

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